新着情報 / トピックス

トピックス_タイ_公害管理局告示_プラスチック廃棄物とプラスチック屑の定義2021.10.20

タイ天然資源環境省公害管理局は、2021年8月20日、「公害管理局告示:仏歴2564年(2021年):“プラスチック廃棄物”及び“プラスチック屑”の定義について」を官報にて公布しました。

これにより、プラスチックごみを、“プラスチック廃棄物”(ขยะพลาสติก;使用済みであるか否かを問わず、捨てられることになった物)と“プラスチック屑”(เศษพลาสติก;関税定率法の品目番号39.15に基づく、プラスチックの屑、切り屑等)に分類しました。

中国政府がプラスチックごみの輸入を禁止した2017年以降、タイへのプラスチック屑・廃棄物の輸入が急増したため、タイ政府は輸入を厳しく制限してきましたが、プラスチック屑リサイクル業者はプラスチック屑の輸入増加を求めている一方、市民グループはプラスチック屑の輸入に反対していました。今回の分類により整理されました。

 

トピックス_中国_税関の輸出入商品検査採用と管理弁法(意見請求稿)2021.10.19

中国税関総局は、<<税関の輸出入商品検査結果採用と管理弁法(意見請求稿>>をwebに掲載した。(2021.10.08) 

これは、輸出入商品検査結果を採用する<<認定試験検査機関名簿>>を作成し、輸出入商品の通関を合理化するものです。仮訳を添付します。(輸出入商品抜取検査管理弁法(2018年改訂版)の仮訳も添付します。)

トピックス_中国_新汚染物質管理行動計画(意見公募稿)2021.10.14

中国生態環境部は、<<新汚染物質管理行動計画(意見公募稿)>>を公表し、意見公募を開始しました。(2021.10.09)

これは、”第14次5ヶ年計画”中で言及されている”新汚染物質管理を重視する”ことの具体的展開になります。<<重点管理新汚染物質リスト(2021年版)>>を作成し、新汚染物質のライフサイクル全体に亘る管理を強化するものです。このリストには、①環境ホルモン、抗生物質、②ストックホルム条約に含まれる物質、③既存の管理処置では環境リスクを効果的に管理できない汚染物質が含まれます。尚、意見受付は2021年10月22日迄です。

意見公募稿の仮訳を添付します。

トピックス_中国_2021冬春のエネルギー供給に関する記者への回答_発展改革委員会2021.10.08

中国国家発展改革委員会は、 “この冬と来春のエネルギー供給に関する記者の質問への回答” をweb上に掲載しました。現在、中国に於けるエネルギー需給が逼迫した状況にあり、2020年冬季や2021年夏季のピーク値を超える電力需要が見込まれる中で以下の6つの重点処置を示しました。

  • 複数のチャンネルを通したエネルギー供給を増やす。(石炭、天然ガスの増産、計画的輸入)

  • 中長期契約の締結により資源を事前確保。

  • 地方に於ける、科学的・合理的なエネルギー利用計画を策定する。

  • 石炭貯蔵量を安全な水準まで増やし、緊急対応及びピーク時に備える。

  • 民生用・公共用のエネルギー価格を安定させた上で、合理的に価格を調整する。

  • 高エネルギー消費・高汚染排出企業等のエネルギー需要を抑制する。


民生用への電力供給を優先した上で、企業への電力制限措置を取るとるとのことですが、企業の充分な理解を得ること、予告なしの電力供給停止を禁止する方針を示しています。

 

尚、中国の2019年の発電量実績は7兆3253億kWhで、その内訳は、NEDOによると;

火力(石炭、石油、天然ガス)68.9%、原子力4.8%、水力17.8%、風力5.5%、太陽3.1%でした。総エネルギー消費量(標準石炭換算)は、2000年から急増し、2018年までに約3倍になりました。(再生可能エネルギーへの投資を増やし、徐々に増加してきてはいますが、まだ石炭が主です)

 

トピックス_中国_全国CO2ガス排出権取引市場での取引開始2021.10.01

現在、中国では「第14次5ヶ年計画(2021-2025年)」に基づくエネルギー消費削減目標達成に向けた地方政府等の対応が行われています。

一方、エネルギー効率を高める技術革新を促す制度として、CO2ガス排出権取引があります。

中国では、2011年以降、一部の地区でCO2排出権取引モデル事業を進めてきていましたが、2021年1月に、「二酸化炭素排出権取引管理弁法(試行)」(生態環境部令19号)を公開し、7月16日から「全国炭素排出権取引市場」での取引が始まっています。

参加できるのは、発電産業の重点排出企業2,225社で、取引されるのは、当局から各企業に割当てられた「二酸化炭素排出権枠」(上限枠)で、枠を割り当てられた企業間で余剰分や不足分を売買します。今回は電力産業に限定していますが、今後、鉄鋼、化学などの産業に拡大する予定です。

7月からの2か月余りの間に、848万トン(排出量)の取引が行われ、総額は4億1800万元とのことです。

 

 

トピックス_中国_2021年上半期のエネルギー消費削減目標達成状況2021.09.22

国家発展改革委員会は、「2021年上半期の各地域に於けるエネルギー消費削減の2つの目標に対する進捗状況表」を公表しています。(2021/08/17) 2つの目標とは、エネルギー消費強度(GDP単位当たりのエネルギー消費量)削減目標と、エネルギー総消費量削減管理目標で、達成度合いによって、第1~2級の警告が出されています。達成度合いの一番低い第1級警告は、雲南省、江蘇省等9つの省が、次に低い第2級警告は、浙江省、河南省等10省が該当しています。

 

習近平政権は、発足当初から「青山緑水は人民の幸福な生活の重要な一部」として、環境重視の姿勢を強く打ち出しており、本年制定された「第14次5ヶ年計画(2021~2025年)」では、“循環型経済開発”に向けて、多くの目標、方針が出されています。今後、“成長か環境か”ではなく、2060年のカーボンニュートラルの目標に向けて、対応を強化していくとみられます。これらを受けて、各省では目標達成に向けて、対応を進めています。

詳細はメールにてお問い合わせください。

トピックス_中国_化学プロセス安全管理ガイドライン(意見募集稿)について2021.09.17

中国では2019年の江蘇省響水での爆発事故以降、安全生産に関する法規制を見直してきています。基本法である「中華人民共和国安全生産法」は本年9月1日から施行されており、危険化学品安全管理条例を格上げした「中華人民共和国危険化学品安全法」は意見募集案を昨年10月に公表しています。(現在、未制定)

 更に、「化学プロセス安全管理ガイドライン」の改訂を進めており、本年8月に(意見募集稿)を公表しています。今回の改訂では、管理要素として以下ものを追加/変更しています。

  • 安全指導力、安全責任制度を設定し、経営トップ及び各担当者の責任を明確にする。

  • プロセスの危険管理をリスク管理に変更し、リスク評価に基づく管理に変更。

  • 装置の安全設計、初回稼働時の安全確保を強調。

  • 変更管理を中国に於ける弱点として重視する。

  • 本質安全、安全文化の構築を追加し、本質的な安全文化の醸成を進める。


 “作成の説明” 稿を抄訳しましたので、添付します。日本の化学会社が実施しているプロセス安全管理とほぼ同じ内容ではないかと思います。

 

お知らせ_製品カタログの更新2021.09.16

取扱製品リストを更新しました。(2021.09.16)

お知らせ_センシンレン(穿心蓮、タイ語:ファータライジョン)の取扱開始について2021.09.07

ハーブ ”センシンレン”(穿心蓮、タイ語:ファータライジョン)は、中国やタイにおいて風邪の諸症状を和らげるとして用いられてきた伝統的な植物です。タイでは今年6月にCOVID-19の初期症状緩和薬として認可されて、需要が高まっています。

弊社では、中国・安徽省の協力会社からセンシンレン乾燥葉を輸入することを進めています。購入のご希望がございましたら、”お問い合わせ”からご連絡ください。

トピックス_タイのハーブ由来医薬品(ファータライジョン)を新型コロナ薬として認証2021.08.30

タイの国家医薬品システム開発委員会は、国家必須医薬品リストを改訂し、ハーブ薬であるファータライジョン(日本語:穿心蓮・センシンレン)のカプセル及び錠剤を、COVID-19治療薬として認可しました。(2021年6月4日、官報告示)

ファータライジョンはタイ伝統医療において風邪薬などとして長年使用されていました。年初から、新型コロナウイルスに効果があるとして関心が高まってきていました。